DOBERMAN INFINITYインタビュー 4thシングル7・27リリース

特集・インタビュー
2016年07月26日

DOBERMAN INFINITYが贈る夏歌「GA GA SUMMER/D.Island feat. m-flo」が7月27日(水)にリリース。<CRAZYなBABYは夏が好き>をキーワードにした「GA GA SUMMER」から、m-floとのコラボが話題の「D.Island feat. m-flo」まで、夏を丸ごと楽しめる仕上がりとなった本作についてメンバーが語ってくれた。

KUBOちゃんの〈GA GA〉ってワードに満場一致でした(GS)

――4thシングルは初の両A面。まずは「GA GA SUMMER」について聞かせてください。この曲はどのような思いで制作していったのでしょうか?

GS 昨年の夏は「SAY YEAH!!」をリリースしたので、DOBERMAN INFINITYとして2年目の夏を提示するなら、新たな切り口にしたいよねって話からですね。いい意味でみんなを裏切りたいって気持ちもあって、明らかにサウンド面では予想に反したアプローチになったと思います。「SAY YEAH!!」がアガる夏なら、「GA GA SUMMER」はちょっとユルい夏という捉え方のような気がします。

KUBO-C 制作自体は、トラックメイカーのSUNNY BOYの家に乗り来んでゼロから作り上げた曲です。SWAYがジムでトレーニングしている時に降りてきたという〈CRAZYなBABYは夏が好き〉ってワードをまっ先に伝えて、そこからセッションしていった感じですね。

KAZUKI ラッパー陣とかけ合うサビの部分も、ゆったりとしたメロディがサウンド的に気持ちいいんですよね。内情的なことを言うのにバッチリなメロも作れたと感じると同時に、バランスの取れた曲に仕上がったと思います。ヴォーカル的には夏ソングなんですけどアガりきらない歌い方というか、いい意味で力が抜けた歌い方を意識しました。

――歌詞はどのように書き進めていったのでしょうか?

KUBO-C みんなが楽しんでる夏の1日を、ラッパー陣が役割を決めて書いていくってイメージですね。僕のバースは車で買い出しに行くシーンで、P-CHOのバースでBBQ、SWAYは海で遊んで、GSが夏を総括して、KAZUKIがちょっと違う視点で歌うというバランスで作詞しました。

P-CHO 僕は泳げないから海担当ではないってことでBBQ。海で遊んでいるイメージが一番浮かぶのがSWAYだなとか、そんな話をしながら役割を決めました。

GS ミュージック・ビデオの画まで想像しながらリリックを書いてました。

P-CHO そういう意味でも夏の情景が浮かぶ曲になってますね。

――タイトルに込められた意味やメッセージはどのように決まっていったのでしょうか?

GS どういう夏にするかというところから始まって、他にもいろいろ案があったんです。「No.1サマーマン」とか(笑)。だけど、最終的にKUBOちゃんが〈GA GA〉ってワードを出してくれて満場一致。

KUBO-C どういう意味? って、引っかかりになる言葉だなと思ったんです。〈GA GA〉って言葉自体には〈夢中になった〉とか〈熱狂的な〉という意味があるので、そんな夏にしようと「GA GA SUMMER」というタイトルにしました。

SWAY 音がいいですよね。

GS GA GAさまとも聞こえるし(笑)。

SWAY ちょっとだけでも要素を入れておけばよかったかも。〈ポーカーフェイス〉ってワードくらいね(笑)。

MVはELLYが振りつけたシーンが見どころ(SWAY)

――レコーディングの際に意識したこと、新たな挑戦になったことがあれば教えてください。

SWAY みんなでマイクを囲んで人数感を出すことって今まであまりしてこなかったんですけど、今回のシングルは多かったですね。

GS それは、制作を進めていくうちに、みんなで歌える曲というのもテーマになっていったからなんです。

SWAY やっぱり「GA GA SUMMER」の世界観はひとりじゃないですし、みんなで楽しんでいるイメージ。常に誰かの楽しい声が聞こえてきそうな曲だと思ってます。

KUBO-C 新たな挑戦と言えば、口笛に挑戦しましたね。

SWAY そうだ。口笛ニストのKUBOさん!

KUBO-C 36年間温めてきた、この口笛がやっと日の目を見たというね。

SWAY でも、ミュージック・ビデオでは口笛ニストのKUBOさんのギャラが高いということで、他の方に出演していただいてるんですけどね(笑)。

KUBO-C 僕の代わりに、きれいな女性が出ています。

――そのミュージック・ビデオですが、すばり見どころは?

SWAY ELLY(三代目J JSoul Brothers)が振りつけしてくれたシーンですね。

GS ラストに5人で合わす振りがあるんですけど、そこをELLYが担当してくれたんです。

SWAY 難易度0の振りを(笑)・

KAZUKI アウトロはライヴ中にお客さんも一緒にできる動きなので、今後そういうのも定着していったら嬉しいですね。

KUBO-C スタジオでいろんなシーンを撮影したんですけど、遊び感覚で楽しかったですね」。

P-CHO スタジオに夏がありましたから。

時間軸で曲がつながっている作品というのも新たな試みでした(KAZUKI)

――「D.Island feat. m-flo」についても聞かせてください。m-floさんとのコラボ曲ですが、どのような経緯で実現したのでしょうか?

P-CHO 2015年から2016年へのカウントダウン・パーティがありまして、そこにm-floさんも出演されていたんです。もともとVERBALさんとは面識があったんですけど、☆Takuさんとはそこはじめましてでした。そこでご挨拶させていただいた時に「一緒に曲を作ろう」という話していただいたんです。それを、この「D.Island」で実現できたという。

KUBO-C 年始の約束が、半年後に実りました。

P-CHO この曲は、「GA GA SUMMER」とは対照的な制作でした。まずD.Islandがどんな場所なのかを伝えて、それを受けて☆Takuさんがサウンドで返してくれるというセッションでした。

GS いくつかトラックをいただいたんですけど、その中でも一番HIP HOPらしさとm-floらしさを感じてこのトラックを使わせていただきました。

――ストーリー性のある内容ですが、どのようなテーマを描いて制作に取りかかったのでしょうか?

KUBO-C 話に話を重ねましたね。最終的にKAZUKIがナレーター、僕たちがナビゲーターになるという。D.Islandっていう場所で、僕らが楽しませますというコンセプトですね。

P-CHO 朝から海に出かけて日中ずっと遊んだ後、日が暮れる頃になると何か寂しい気持ちになるじゃないですか。その瞬間にひと夏が終わってしまうような。それでも、D.Islandの夏は終わらないっていうことを表現したかったんです。

SWAY サンセット・ソングですね。

KAZUKI 今回のシングルは、「GA GA SUMMER」で夏の昼間、「D.Island feat. m-flo」で夏の夕方、3曲目の「Make It Clap」で夏の夜を表現しています。昼でも夜でも楽しめる、時間軸で曲がつながっている作品というのも新たな試みでした。

――最後に今作のテーマのひとつでもある<夏>に絡めて読者へメッセージをお願いします。

GS 夏っていろんな初めての体験が多いじゃないですか。淡い恋も含めて(笑)。経験することは、すばらしいこと。仲間と一緒に祭に行ったり、家で過ごすだけではもったいないのでぜひ外に出て遊んで欲しいです。そうすることで、何かが見つかると思うんです。僕も来年の夏をもっと楽しい夏にするために、今年を全力で楽しみたいと思ってます。

SWAY 夏だから身体作りしたり、ダイエットしたり、唯一みなさんが準備する季節だと思うんです。夏は楽しみが待ってる季節。外に出ることで出会いがあって、また何か自分の知らなかったものに触れる機会がある。何があるかわからない毎日が続くのが、夏なのかな。開放感があって、大胆になれる季節だからこそ、そこにブレーキをかけずに飛び込んでいって欲しいですね。ぜひその飛び込むテンションを上げる材料のひとつに、「GA GA SUMMER/D.Island feat. m-flo」をご利用ください。

PROFILE

 

DOBERMAN INFINITY●どーべるまん いんふぃにてぃ…ラッパーのKUBO-C、GS、P-CHO、SWAY、ボーカルのKAZUKIからなるユニット。

公式サイト:http://dobermaninfinity-ldh.jp/

リリース情報

「GA GA SUMMER / D.Island feat. m-flo」
2016年7月27日(水)発売
初回限定盤(CD+DVD)¥1,750+税
通常盤(CD)¥1,111+税

●text/馬渕信彦

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