【#今旬コレクション】武藤潤『ふったらどしゃぶり』で“リアルに演じる難しさ”を実感「どこまで追求できるかが勝負」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2025年02月18日

【#今旬コレクション】武藤潤

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第96回はまもなく最終回を迎えるドラマ『ふったらどしゃぶり』(MBSほか)に出演中の武藤潤さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」武藤潤

◆武藤さんにとって本作が連ドラ初主演となりますが、オファーを受けた時はどんなお気持ちでしたか?

僕は普段、原因は自分にある。(以下げんじぶ)というグループでアーティスト活動をしているのですが、メンバーは個々にお芝居の仕事を頑張っていて、僕もみんなに負けないぐらい芝居のお仕事を頑張らなくちゃいけないなと思っていた矢先に、このドラマのオファーを頂いたんです。しかも、連ドラ初主演でいきなりボーイズラブ(BL)という未知なる世界で、うれしい気持ちがありつつ、分からないことだらけだったので僕にちゃんと務まるのか不安もありました。でも、その分、今まで見せたことのない表情だったり、まだ誰も知らない武藤潤をこのドラマを通じて皆さんにお届けできたらいいなと思いました。

◆萩原一顕を演じる上で意識していることはありますか?

最初に台本を読んだ時に、性別に関係なく人を愛した経験がある人なら一度でも感じたことがあるであろう辛い出来事が描かれていて、それをリアルに表現するのはとても難しいだろうなと思いました。でも逆にこれを演じられたら役者として強い武器になりそうだなとも思いました。本作では舞台でのお芝居とはまた違うリアリティあるお芝居を求められるので、そこを大事に一つ一つ丁寧に演じるように心掛けています。また、一顕は僕より年上で仕事ができる人でもあるので、会社のシーンでは“しごできな人”を意識して頑張っています(笑)。

◆ 特に難しさを感じる部分はどこですか?

“リアルに演じること”です。視聴者の皆さんに共感を抱いていただくためには、どこまでリアリティを追求できるかが勝負だと思っています。あと、人を愛することによって自分が変わっていくさまを表現することに特に難しさを感じています。

【#今旬コレクション】武藤潤

◆一顕とご自身の共通点や共感できるところはありますか?

整(伊藤あさひ)と話す時に、時々敬語になるところですね。僕も心を許す仲になるまでは敬語を交えて話すので、そこは共通点としているなと思いました。

◆現場の雰囲気はいかがですか?

辛いシーンが多くて、気分が落ち込んでしまう時もありますが、伊藤さんとお話をすることで気分転換をしながら演じることができています。

◆伊藤さんの印象は?

ちょうど伊藤さんが出演されていたドラマ『潜入兄弟 特殊詐欺特命捜査官』を見ていたので、初めてお会いした時は「あ、テレビに出てた人だ!」と思いました(笑)。そこからいろいろお話させていただくようになってからは、穏やかで優しいお兄ちゃんの印象ですね。でも、カメラ回ると整の持っているミステリアス感が融合して、整のつかめない感じと伊藤さんの優しい表情がいい感じにリンクして、もっと知りたくなるような“沼男感”があります。リアリティさが大事なこの作品において 整が伊藤さんで本当によかったなと思いますし、それはきっと見てくださる人にも伝わるだろうなと思います。

◆最後に本作の見どころをお願いします。

一顕は報われない愛に翻弄されていく中で、自分では気づかないうちに大きく変わっていきます。“こんなに人って変わるんだ”と思うくらい、一顕が変化していく姿は本作の見どころの一つだと思います。この作品はいろんな人に刺さるような、共感性の高いテーマでもあるので、毎話欠かさずに見ていただいてそのたびに心を揺さぶられてほしいと思います。

【#今旬コレクション】武藤潤

PROFILE

●むとう・じゅん…2001年8月18日生まれ。東京都出身。AB型。原因は自分にある。のメンバー。出演映画「BATTLE KING!! Map of The Mind-序奏・終奏-」が2/14(金)、3/14(金)に公開予定。

●photo/シム・ギュテ text/星野彩乃

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