6月6日“アンガーマネジメントの日”を前に行われたアンケート調査で、タレントのマツコ・デラックスが「怒られたい著名人」部門で3年連続で1位に選ばれた。
マツコには「論理的に説明してくれそう」(50代/男性)「正論を言ってくれそうだから」(30代/女性)という意見が多く、“優しい怒り”“納得できる怒り”を期待されての3連覇となった。
3位までの顔ぶれは昨年と変わらず松岡修造、タモリの順。2位の松岡には「心の底から、怒りを力に変えられそうだから」(10代/女性)、3位のタモリには「優しくも的確に怒ってくれそうだから」(10代/男性)などの回答が寄せられた。
上位陣に変動がない中、今年2月に発表された「理想の上司ランキング」(明治安田生命調べ)で1位に輝いた水卜麻美、内村光良が、今回の「怒られたい著名人」でも初のトップ10入り。7位の水卜には「怒鳴らずに怒りそう」(20代/男性)、9位の内村には「やさしく怒ってくれそうだから」(50代/女性)など、やはり“優しい怒り”が期待されてのランクインとなった。
これらの結果は、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を行う一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が、全国の10~60代の1000人を対象に“怒り”に関するアンケート調査を行ったもの。アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニング。アンガーマネジメントを学ぶことによって、自分自身の怒りを理解し、感情のコントロールをしたり、ポジティブな考えを生み出せ、また周囲との良好な人間関係を成立させることができるとされ、近年日本でもその重要性が注目されている。