7月30日(木)放送の『奇跡体験!アンビリバボー 仰天家族&奇跡の5つ子2時間SP』(フジテレビ系)に、Sexy Zoneの菊池風磨が初出演する。
今回は「仰天家族大集合スペシャル」と題して、1934年当時、誕生の確率が数億分の1といわれる“一卵性の5つ子”が生まれた家族の数奇な運命を紹介する。
カナダ・オンタリオ州で、5人の子供を育てるディオンヌ夫妻に、一卵性の5つ子が生まれた。誕生の確率が数億分の1といわれるこの奇跡のニュースは瞬く間に世界中に広まったが、当時5つ子が2か月以上生き延びた例はなかった。
しかし、医師らの懸命な看護の結果、5つ子は全員無事に命の危機を脱した。一方で父親は、養育費などの経済的な面で頭を抱えていた。当時は世界恐慌の真っただ中で、世界中が深刻な長期不況に陥っていた。
そんなとき、父親の元に驚くべきオファーが。シカゴ万博の運営陣が、5つ子を半年間万博に出演させることを条件に5千ドルの契約金を提示したのだ。父親はその契約書にサインする。
しかし、万博に出演するということは、実際には“5つ子”を見せ物として観客の前に展示されることを意味していた。人道的見地からそれは見過ごせないと、救いの手を差し伸べたのが、家族が住むオンタリオ州の政府だった。
州政府は、5つ子の親権を2年間限定で州政府に譲り渡すことで、シカゴ万博の契約を無効にするという方法に打って出た。さらに、州政府は2年間無償で5つ子の治療を行うと約束。5つ子は政府の保護の元、見せ物にされる心配はなくなった。
しかし、両親は、州からの2年間の保護がなくなった後のことを考え、「奇跡の5つ子の両親」としてアメリカ各都市を回る興行ツアーを敢行。このことが“親が我が子を金もうけの道具に利用している”と報道され、「州政府が実質的に両親から親権を剥奪」「5つ子が18歳になるまで政府と後見人が親権を持つ」という異例の法案が成立した。
そして、5つ子の後見人となったのは、子供たちが生まれた際に、懸命に看護をしたデフォー医師だった。“強欲な両親から引き離されたおかげで5つ子姉妹は幸せな生活を送っている”世界中がこのニュースに感動し、誰もがそう信じて疑わなかった。
しかし、実態は全く異なっていた。“5つ子誕生”の奇跡のニュースに一時は世界中が祝福し、5つ子の成長を見守っていたが、子供たちが“お金になる”と分かった途端、大人たちは欲望の渦に飲まれていく…。