BiSHの“無口担当”のリンリンが9月22日(火・祝)の『私だけかもしれない講座』(Eテレ)で地上波初ナレーションに挑戦する。
この番組は、99.99999%の人には役に立たないかもしれない史上最もニッチな講座番組。講師自ら“これって私だけかもしれない”と悩んでいる超個人的な問題を提起し、自分研究によって見いだした、楽しく生きるための超個人的な解決法を伝授する。
9月22日の放送では、建築家・作家・絵描き・歌い手の坂口恭平が講師を務め、「飲み会に行くとバカみたいに騒いで人から“飲み会キャラ”だと思われているが、実は飲み会がイヤでイヤでたまらない私概論」を送る。
坂口は、若かった時の実体験と、どのようにして悩みとうまく付き合って楽しく生きることができるようになったか、超個人的な講義を開講。
照明を浴びてテレビカメラの前に立つと、興奮しすぎて翌日鬱になってしまうという坂口。今回は顔を出さず、自身の編んだ赤いセーターとして登場する。
坂口恭平 コメント
とにかく新鮮でした。顔を出さないで出られるなら、朝の連ドラもいける気がしてます。顔出しじゃなければ『みんなのうた』も。夢はのっぽさんなんで。今後NHKには顔出しナシでやっていく所存です。この番組で、準備運動ができました。
◆『私だけかもしれない講座』について
僕は、今までおよそ2万人の深い悩みをもっている人たちの相談を受けてきました。でも、みんな、実はその相談を他の人にはしたことがない、という共通点がありました。だから、「私だけかもしれない」と思っているのはあなただけじゃなくて全員だと思うんです。「誰にもしたことのない自分だけの悩み=すべての人に共通の悩み」かもしれない。だからこの講座は、ニッチな番組のようでいて、実は普遍の番組なんだと思います。
BiSH・リンリン コメント
BiSHの無口担当リンリンです。トーク番組やライブのMC、ラジオでもほぼしゃべらない私にまさかのナレーターの仕事が来ました。いまだに驚きと動揺だらけですが、こんな私にナレーションを頼んでくださる『私だけかもしれない講座』のスタッフさんは面白そうな方々だなと勝手に想像しています。自分らしく番組を楽しみながらリラックスしてできたらいいなと思います。楽しみです!
◆“私だけかもしれない悩み”について
日常的な些細な悩みを周囲に知られるのはとても勇気が必要だと思っているので、誰かの悩みを垣間見れるこの番組は私自身とても興味深いです。私は自分を変えたいけどまだ出来ていないことがいくつもあるので、この番組を通してこういう人になりたいとかこういう事はやめようとか自分の理想像も向上できたらいいなと思います。
制作担当・NHKエデュケーショナル 藤江千紘 コメント
『ねほりんぱほりん』の立ち上げから5年。どんどんテレビ離れが進む中で、せめてどこかこの世の中にいる誰か一人には深く刺さるようなコンテンツをつくりたいと、ちょっと変わった番組を開発しました。坂口さんご自身が描かれたかわいいイラストにもご注目ください!
番組情報
『私だけかもしれない講座』
Eテレ
2020年9月22日(火・祝)後10・50~11・14
講師・イラスト:坂口恭平
ナレーション:リンリン(BiSH)
©NHK