千原ジュニアがMCを務める『座王』が、初の全国ネットスペシャル『笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王』(カンテレ・フジテレビ系)として5月4日(火)に放送される。
『座王~ざおう~』は、漫才やコント、ピン芸、歌ネタなどの作り込んだネタではなく、その場で思いついた即興ネタを競い合う“お笑い十種競技”。2017年10月に関西ローカルでスタートし、今回が初の全国ネット進出となる。
ルールは、芸人たちが「大喜利」「ギャグ」「モノマネ」などのお題が書かれた椅子を使って椅子取りゲームを行い、座れなかった芸人は、「このお題であいつだったら勝てる!」と思う芸人を指名。指名された芸人の椅子に書かれたお題に沿って芸を披露し、2人のどちらが面白いかを審査委員長が判定。最後まで勝ち残った者が「座王」に輝く。
記念すべき初の全国ネットとなる今回は、前人未到の通算200勝を達成し、“座王の鬼”と呼ばれている西田幸治(笑い飯)、出場者最年長のベテラン芸人・ウド鈴木(キャイ~ン)をはじめ、『M-1グランプリ』『R-1グランプリ』の2冠王者・粗品(霜降り明星)、『R-1グランプリ』『THE W』の2冠女王・ゆりやんレトリィバァといった4大賞レースの王者も参戦。
さらに、ハリウッドザコシショウ、阿佐ヶ谷姉妹といった、トリッキーな芸を持つ王者たちはもちろん、『キングオブコント』王者でメンバーそれぞれが目覚ましい活躍を見せるキャラ憑依系コント芸人・ロバートの秋山竜次と山本博、『R-1グランプリ』で5年連続決勝進出の実績を誇り、物まねや歌など変幻自在の女王・友近が満を持して初出場する。
そして、昨年の『M-1グランプリ』で3位となりブレーク中の見取り図や、ベジータ芸人・R藤本、村上健志(フルーツポンチ)、戦国武将キャラ・岩部彰(ミサイルマン)など、座王常連組の活躍にも注目だ。大会の審査委員長はブラックマヨネーズ・小杉竜一が務める。
収録後、千原が「初の全国ネットスペシャルということもあってなのか、メンツの層の厚さから来るものなのか、かなりの緊張感でしたね」と感想を語ると、審査委員長の小杉も「完全にその緊張感が僕に伝染しました」と、これまでのレギュラー回やチャンピオン大会とは違う雰囲気だったことを明かした。
また、千原は「これだけバラエティマスターがそろっているのに、最初ちょっと空気が重いのは、芸人が本気やっていうのが出ているんですよ。前半他の芸人の解答に誰も笑わへん。それがかえっておかしかった。バラエターのはずやのにただのファイターやった(笑)」と“笑いの総合格闘技”たるゆえんを述べ、「本当に隙というか、気が抜けないメンツでしたね。初出場ですけど、秋山とか友近なんかもさすがって感じでした」と印象に残ったプレイヤーを挙げると、小杉も「大喜利とかをするタイプじゃないと思っていたロバ―トの山本が出ているんですけど、その戦いぶりが気になっていました。やっぱり同じマンションなんで」と語った。
さらに、審査について話が及ぶと小杉は「僕の脱毛が急激に進んだらこの番組のせいです。ジュニアさんの横にいるという緊張感も当然あります」と並々ならぬプレッシャーがかかることを訴えると、以前の放送で千原から“俺が審査委員長ならドローやったな”と判定に物言いが入ったことに触れ、「前からこのすてきな戦いの邪魔にならへんよう、足を引っ張らへんようにと思って挑んでいるのに、誤審してしまったときがあるんで、今回はないようにと思ってやりました」と今回に懸けた思いを口にした。すると、そんな小杉に対し、千原は「今日は本当によかったです」と太鼓判を押した。
いっぽう、自身が考案者でもある『座王』について、千原にあらためて番組への思いを聞くと「本当に(テレビを)パッとつけて何をやってるか分かるバラエティ純度100%のお笑い番組。数少ない中のどこに出しても恥ずかしくない1本だと思うので、これを機にたくさんの方が見られる環境になればいいなと思います」と話し、初めて見る人に注目してほしいところは「いろんなカテゴリーがある中で、本当に残酷な“オレこいつより面白いと思ってます”ということをまず宣言してから戦うところです。そのシステムも含めて非常に面白い番組やと思います」とアピールした。
最後に視聴者へのメッセージとして、小杉は「アベンジャーズ。ほんまそういう世界観なので、いろんな人の戦いを見てワクワクしてほしいですね」と語り、千原は「変なルールなんです。音楽が止まったら座らなあかん。でも、そこにほんと死んでも座りたくない椅子(お題)が目の前にあったとき、人って座ってしまうんです。そうなった場合そのことに気づかれないようにするっていう。そのへんも面白いし。すごく短いスパンで笑いがどんどん提供されるという、ほんとにテレビの前から視聴者を離さない、結果座王が皆さまを座王にする、って小杉がこないだ言うてました!(笑)」と小杉にバトンタッチ。突然、話を振られた小杉は「言ってるわけがない! たぶん字で見ても違和感がありますよ」と即座に否定していた。
『笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王』
カンテレ・フジテレビ系全国ネット
2021年5月4日(火)後11・00~深0・00
MC:千原ジュニア
アシスタント:竹上萌奈(カンテレアナウンサー)
審査委員長:小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
プレイヤー:キャイ~ン・ウド鈴木、ハリウッドザコシショウ、笑い飯・西田幸治、ロバート・秋山竜次、ロバート・山本博、ミサイルマン・岩部彰、友近、R藤本、フルーツポンチ・村上健志、見取り図・盛山晋太郎、見取り図・リリー、阿佐ヶ谷姉妹・渡辺江里子、阿佐ヶ谷姉妹・木村美穂、霜降り明星・粗品、ゆりやんレトリィバァ