6月30日(水)放送の『くりぃむしちゅーの掘れば掘るほどスゴイ人』(日本テレビ系 後9・00~10・54)で、今年3月に亡くなった柔道家・古賀稔彦さんの人生をドラマ化する。
『掘れば掘るほどスゴイ人』は、スポーツ界のスゴイ人をドラマ仕立てで掘り下げるスポーツバラエティ。今回は東京オリンピック日本代表選手らの知られざる秘話を本格ドラマで紹介する。
今年3月24日、柔道・バルセロナオリンピック金メダリスト・古賀稔彦さんがその生涯に幕を閉じた。ドラマでは、1992年のバルセロナオリンピックでの金メダル獲得の裏にあった知られざる秘話や、病気の事を周囲に伝えず、母にさえも隠していた理由など、“負けず嫌い”で“気遣いの人”だった古賀さんの53年の人生を描く。
古賀さんを演じるのは神保悟志。妻・早苗さんを生前、古賀さんと共演したこともある白石美帆が演じる。父の死から11日後、父の最後のメッセージを受けて日本一に輝く二男・玄暉さん役には藤岡弘、を父に持つ注目の若手俳優・藤岡真威人。父の事を愛してやまない長女・ひよりさん役を事務所移籍後、初のドラマ出演となる村上佳菜子が演じる。
スタジオには、古賀さんの長男・颯人さんが登場し、古賀さんの父親としての素顔や最後の会話を明かす。
神保悟志 コメント
今回、国民の誰もが知っている古賀稔彦さんを演じることはとても光栄であり、かつまた大変なプレッシャーでした。しかし、お芝居の中で古賀塾の道着に袖を通す機会をいただきき、古賀さんに応援していただいているような不思議な感覚を得る事ができました。
勝負に対する厳しさやご自分を高めようとするストイックさは国民皆が感じている「古賀稔彦」像だと思うのですが、今回人間「古賀稔彦」を演じさせていただき、その優しさやチャーミングさに心底「やられた」という感じです。
古賀さんという方はとにかく気遣いの方です。周りの方々の幸せをご自分の幸せと感じ、できうる限りの心遣いをさらりと自然にできる方だとつくづく感じました。
家族の愛。男の生き様。古賀稔彦さんと言う素晴らしい漢(おとこ)がいた事をとてもセンシティブに描いたドラマになっております。ぜひご覧ください。
白石美帆 コメント
(過去に共演した際)とても気さくにお話してくださる古賀さんの存在がとても印象的でした。
厳しい勝負の世界を生き抜いてこられた方なのに、柔らかな人柄を感じました。
『普段は朗らかでいて、いざ勝負になると人が変わる』ようなイメージを持っていたのですが、戦う意味や向き合い方、周りへの感謝の気持ち、深い気づかいを普段から自然とされていた方なのだと感じました。
また今回、演じてみて、いかに古賀さんと妻・早苗さんが信頼しあって生きてきたのかが伝わってきたような気がします。
古賀さんの遺してくださった功績や強く優しい生き方は、今の私たちにとてもエネルギーをもらえるものだと思います。
藤岡真威人 コメント
当時、バルセロナオリンピックで金メダルを獲得した際の映像を見たときに、古賀さんからあふれ出る“絶対に勝つ”というような気迫と、背負い投げで一本を取った雄姿とインパクトは忘れられません。いざ玄暉さんの立場になって台本読みや演じてみたことで父に対する強い尊敬心と「絶対に負けない」という、父の精神力をしっかりと引き継いでいるんだなと感じました。
家族との日常から、柔道家としての姿、どの面においても一貫した精神力の強さと二男・玄暉の父に対する向き合い方の変化をぜひ感じていただきたいです。
『くりぃむしちゅーの掘れば掘るほどスゴイ人』
日本テレビ系
2021年6月30日(水)後9・00~10・54