7月17日(土)の『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,NO LIFE!』(BS日テレ 後9・00~9・54)は、ロンドンブーツ1号2号・田村亮のスピンオフ企画を放送する。
芸能界きっての旧車マニアである田村が6月12日に出演した際に「昔乗れなかった車、コロコロ変えてみたいな」と語ったところ、その夢が1か月で実現。今回の企画は、題して「田村亮の青春時代の夢をかなえまSHOW!」。MCのおぎやはぎの矢作兼から「ホントに来るとは思わなかった」と毒舌を吐かれながらも、田村はスピンオフ企画を満面の笑みで喜ぶ。
田村の憧れは、80~90年代の国産車がメイン。「マニアというか、価値観があそこで固まった感じ」と話すように、当時の名車たちを愛する気持ち、性能へのリスペクトは今も変わらない。田村が挙げた名車は全11台で全てが国産車。希少価値の高い車も多く、自動車評論家・竹岡圭も「今回は本当に探すの大変でした」と裏事情を明かす。
ちなみに、同じカーマニアでも、おぎやはぎの2人はヨーロッパ車への憧れが強かったという。小木博明が「スーパーカーとか、そっち」と言えば、矢作も「俺はアルファロメオとか」と。さらに小木は、矢作の夢の愛車にまつわるエピソードを披露。「涙が出るくらいうれしかった」という、コンビ愛あふれる思いを語る。
最初に登場した旧車は「青春」というキーワードでマニアにはおなじみのトヨタ車。田村は先輩に初めて乗せてもらった時のことを鮮明に覚えているという。「高速でグーン! と踏んでたのが、そこからもう1段、グーンってなった」と衝撃的な経験を、あるドーナッツの新製品との初遭遇に例えて振り返る。
田村がピックアップした旧車には青春時代の思い出も重なる。「三菱ギャラン VR4」は、「大阪の高槻の覆面パトカーがこれだったの。追っかけ回されたの。すっげえ怖かった。とんでもねえ速い車が入ったって」と熱く語った。
この日登場した2台目の旧車で、田村の興奮は“ターボ状態”に。92年式の日産車は、コンピューターからサスペンション、ホイールに至るまで徹底カスタマイズされた、過去と現在の技術が交錯する夢のモンスターマシン。フルスロットルの踏み応えに、思わず田村も「ターボ、すっげえ! すっげえ!」と大はしゃぎ。すると小木もつられて「ちょっとこれ、運転させてよ」と志願。恐れ知らずにふかす小木の姿に、田村も「小木君、踏んだよ! 当時、こんな先輩いたら、ほれてたよ。ずっと付いて行くって言ってたよ。こういう先輩が俺にいろんな車を教えてくれたのよ」と語る。
とはいえ、さすがに四半世紀の荒波を乗り越えて来た車たち。田村が本領を発揮できないマシンも。「旧車の難しさとかわいさがちょっと俺、混ざるんだよ。こういう時、いいなって思う」。旧車への愛を存分に見せた田村に、矢作は「今日、来てない車もあったでしょう? またやろうよ」と再オファー。スピンオフ第2弾にも期待できそうな盛り上がりとなった。
『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,NO LIFE!』
BS日テレ
2021年7月17日(土)後9・00~9・54
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