<東野幸治、小池栄子、恵俊彰、菊池風磨、向井康二 インタビュー>
◆みなさんそれぞれ、今回の4時間SPで特におすすめの企画を教えてください。
東野:いや〜、どれも面白かったんで、難しいですね。
小池:今回は本当に盛りだくさんなんですよ。時間を掛けて撮った大作も多いですし。
東野:一番びっくりしたのは、やっぱり「催眠術」のドッキリかな。ぜひ、みなさんの感想も聞いてみたいですね。
恵:あれは、もはやドッキリの域を超えてたからね。人間の行動観察だから(笑)。
東野:僕、こっそりあのVTR盗んで、勝手にネットで配信しようかなって…。そう思えるくらいの面白さです(笑)。
小池:私はやっぱり「ドレミのうた」。あれは新しいなと思いました。パンパンパンって、リズミカルに見られるのが楽しくて。今後シリーズ化してほしいですね。
東野:確かに。おもろいヤツ、まぁまぁおもろいヤツ、訳わからんヤツ(笑)っていうふうに、バリエーションがあるのがよかったね。
恵:僕は、久しぶりに昭和のドッキリを見たっていう感じがしたなぁ。温故知新、みたいな(笑)。だって、部屋の中に突然バイクが入ってくるとかさ、シンプルだけど、ああいうのが本当の意味でのドッキリだと思うよ。
向井:「ドレミのうた」は僕も仕掛けられてしまったんですけど、あのドッキリのためだけに、名古屋の舞台から東京に帰ってきたんですよ。しかも、その日は僕の誕生日で(笑)。忘れられない誕生日になりましたね。
東野:他に印象に残ってるドッキリはある?
向井:「猿ドン」も好きなんですけど、「森のくまさん」も面白かったですね。
小池:あっ、あれもよかったね!
向井:あのドッキリは、子どもたちにも楽しんでもらえるんじゃないかなって。クマは怖いんやけど、歌がかわいいっていう、そのギャップが面白い。また別の童謡のバージョンも見てみたいですね。
菊池:僕のオススメは、「全校集会のスピーチ」ですね。前回もすごく面白かったから、今回新作が見られてうれしかったです。
東野:今回、けっこう感動的な仕上がりになってるんですよ。スタジオで見てたアンタッチャブルの柴田(英嗣)くんなんか、先生が頑張ってスピーチしてる姿を見て、自分の中で勝手に物語ができあがっちゃったみたいで、最後は泣いてましたから(笑)。
恵:あれは生徒たちにとっても、すごくいい思い出になるんじゃない? 学校の先生があんな面白いこと言ってくれたら、みんなうれしいと思うよ。
小池:なんだか夏休みらしい、青春っぽいドッキリですよね。
東野:他にも、ミキの「獅子舞」(「秒で獅子舞がはなさない」)もよかったし、「女優ケンカ」ドッキリもすごかったし…。
小池:あのケンカは見応えあったね〜。ウイカちゃんも玲ちゃんも、本当に怖かった(笑)。
東野:あと、大きい赤ちゃんもいますし…。
恵:ロバートの秋山(竜次)がただやりたいだけの企画(「秒で大きい赤ちゃん」)ね(笑)。
東野:あれ、子どもが見たら怖くて泣き出すんじゃないかなって、ちょっと心配ですけども(笑)。とにかくね、ほんまにいろんなキャラクターがいて、バリエーションも豊富ですから、4時間飽きずに楽しんでいただけるんじゃないかなと。あっ、あと、野呂(佳代)さんの「鼻毛」(「秒で鼻毛ゼロ」)も、どうか忘れないで見てあげてください(笑)。
小池:そして忘れちゃいけないのが、風磨の「服消滅ドッキリ」だね。もう体を張って大活躍(笑)!
菊池:いやいや、びっくりしましたよ…。
東野:彼は今や、『ドッキリGP』の踊り子ですから。
菊池:踊り子じゃないです、王道ジャニーズです(笑)。
恵:だけど、あの服が溶ける技術は本当にすごいよね。びっくりするね。
菊池:そうなんですよ! どういう材質でできてるんだろ、あの服(笑)。
東野:じゃあ今度、Sexy Zoneのコンサートで使ってみたら?
小池:あっ、いいんじゃない? 下半身はさすがにマズいから、上半身だけとか…。
菊池:いえ、お断りします。
東野:(笑)。でも風磨くんは、いつでも裸を見せられるように普段体を鍛えたりしてるの? やっぱりある程度、“Sexy Zoneの菊池風磨”のイメージは崩したらあかんわけでしょ。
菊池:ええ、実は…鍛えてます(笑)。
小池:ファンをがっかりさせないようにしてるんだ。えらいね。
東野:えっ、今の発言は『ドッキリGP』のスタッフへのメッセージってこと? 「いつでも俺、脱げますから」って?
菊池:いやいや、違うわ! そんなアピールはしてないです(笑)。
◆菊池さんと向井さんは、これまで番組で数々のドッキリを仕掛けられて、今やドッキリ界のニュースターとなりましたね。
向井:いや、おかしいんですよ。僕らは本来、“ドッキリクリエイター”として出てるはずなのに、いつの間にかすっかり逆の立場(ターゲット)になっていて。「いつまで仕掛けてくるんだ!」っていう(笑)。まぁ僕の場合、自分についてしゃべるのは少し苦手なので、その分リアクションの面白さが求められてるっていうのはあるかもしれないですけど。それでもやっぱり「僕はドッキリクリエイターです」というのは、声を大にして言いたいですね(笑)。そろそろクリエイターとしてワクワクさせてほしいなという気持ちはあります。
東野:確かに、ジャニーズのアイドルがドッキリに引っかかるなんて、10年前は考えられなかったからね。
恵:番組から“ジャニーズ狩り”なんて言葉まで生まれちゃったし(笑)。
東野:風磨くんはどうなの? たとえばデビューしたての頃に、ドッキリを仕掛けられたら…。
菊池:ブチギレると思いますね(笑)。で、その後1週間くらい仕事を休むかもしれないです、「外に出たくない!」って言って。
東野:(笑)。「俺、笑われたくない!」みたいな?
小池:でも、みんなに笑ってもらえるって素晴らしいことだよ?
菊池:いや、ありがたいことなんですけど…。最近、小さい子に「あかなめ(「妖怪アパート」で菊池が扮するキャラクター)のお兄ちゃんだ!」って言われたのがショックで(笑)。Sexy Zoneの菊池風磨はわからないけど、あかなめのお兄ちゃんはわかるっていう…。なんか本末転倒じゃないですか!?
東野:(笑)。でも、この前言うてたけど、ご家族は『ドッキリGP』の風磨くんの活躍を見て、喜んでくれてるんでしょ?
菊池:おばあちゃんは喜んでるんですけど、父と母からは連絡がないです。
一同:(笑)。
向井:僕はこの番組でドッキリを仕掛けられてるのを、(Snow Manの)メンバーが楽しんで見てくれているみたいで。それはそれでうれしいんですけどね(笑)。でも逆にいつか、僕がメンバーにドッキリを仕掛けてみたいですね。
東野:たとえば誰に仕掛けたいの?
向井:渡辺翔太くんかな。一番いいリアクションをしてくれると思うんで(笑)。