8月24日(火)放送の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(日本テレビ系 後7・00~7・54)にDream Ami、早見あかりが出演する。
1軒目のオモウマい店は、栃木県矢板市にある60代の女性店主が一人で営む焼きそば店。サービス満点で、焼きそば(超特大)は、重さ約2きろで13人前もあるのに、値段はたったの1000円。一番小さな焼きそばでさえ、2人前相当で300円という破格の値段。儲けはほぼないが「値上げしたらこんなに小さなお店には来ないでしょ、スレスレの感じ」「あがいてんの! つぶれそうな店No.1だけどつぶれない。不思議でしょ~」と話し、メニューや看板は全て手書きで作るなど節約にも努力を重ねる。
しかも、このお店、焼きそば店にもかかわらず、カップ焼きそばまで売っており、「(カップ焼きそば)おいしいんだよ」と店主が薦めてしまう。そんなお店には、わが家のようにくつろぎ、自分のお弁当を食べる学生や、座敷で寝始める学生、しまいには店内で着替え始める学生も。「毎日来て信頼関係がある。それで成り立っているの。部室の延長だから」と店主は話し、学生たちからも「矢板のお母さん」と慕われている。
2軒目は、茨城県の土浦市場に張り込んでいたときに出会ったカラフルな服にテンガロンハットというファンキーないでたちの男性の店。自販機で飲み物を買おうとしているところに声をかけると、その男性は「YOUは何飲むんだYOU!」と飲み物をおごってくれたり、一緒に記念撮影をしたりとかなりフレンドリーな雰囲気。スタッフがお店に付いていっていいか聞くと、快く承諾する。
案内してもらったのは市場から車で30分ほどの住宅地にある、一軒家のような見た目のお店。人気メニューの“おまかせ刺し身8点盛り”は、高い時は1箱1万円を超えるという高級ウニや大トロなどを含み、都内で食べたら4000円はするであろうものが、なんと1680円。その理由を「1680円だって2780円だって、結局そんなに変わんねぇじゃん」と店主は話す。
昔からの友人も「昔の話は、NGで“ピー”ばっかりになるからできない」というほど、10代の頃はやんちゃだったという店主。だが、遅くまで撮影するスタッフに「うち泊まった方がいいよ」と泊めてくれたり、夕飯も振る舞ってくれたりとおもてなしがすごい。なぜ会ったばかりなのにそこまで優しくしてくれるのか問うと「人類みな兄弟」と語る、とても優しい心の持ち主だった。
3軒目は、栃木県日光市にある60歳の父と、40歳の息子の仲良し親子が営むそば店。12年前に2人が務めていた会社が倒産して職を失ったことがきっかけで、2人で一から店を手作りして始めたという。人気の“天盛そば”は、そばとともに16個もの天ぷらがバットに盛られて登場する。さらにおかわり自由のスープと小鉢が2つついて1100円。これにはお客さんも「人生で初めてそば屋でお腹いっぱいになった」と大満足。味に関しても「ここの天ぷらはピカイチ」などと評判で、片道4時間かけて通うお客さんもいるほど。
しかも、このボリュームに加えて、帰りがけのお客さんに小鉢のおかずや、天ぷらまでをパックに入れてサービスしてしまう。採算が合うのか尋ねると「あんまり合わない。売り上げがそんなにない」というが、「食堂に入ってまずくて高いのは嫌でしょ。その日1日嫌な気分になる」との思いでサービスを行っている。そんな父親を息子も「偉大だ」と話し、家計を助けるために、店の他にも朝早く起きて新聞配達を掛け持ちしているという。
『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』
日本テレビ系
2021年8月24日(火)後7・00~7・54