『M-1グランプリ2021』決勝進出者発表会見が行われ、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイら9組が登壇した。
過去最多となる6017組の漫才師がエントリーした本大会。準決勝を勝ち抜いた9組のうち、真空ジェシカ、モグライダー、ロングコートダディ、もも、ランジャタイの5組が初の決勝進出となった。
昨年は敗者復活戦からの決勝進出を果たしたインディアンス・田渕章裕は「ストレートでいくのがまず目標でした。今年1年は(相方の)きむとまじで優勝しようと約束して頑張ってきたのでむちゃくちゃうれしい。うれしいという言葉しか知らんからこの言葉を使いますけど、もっと他にいい言葉があったら教えてくださいよ、ほんまに」と熱が入ったコメントを。
司会を務める麒麟・川島明からの「きむさんは今年ほくろを取りました」という紹介には、すかさず「その日は3回出番があったんですけど、1回目と2回目の出番の間に取りました!」と補足説明する田渕。そこから川島とラリーを続ける田渕に、きむが「ほくろの話は俺や」とツッコんでいた。
小道具を仕込んで登場した真空ジェシカ・川北茂澄は「準決勝にくるのも初めてだったのでそのまま決勝にいけるわけないと思っていたのでうれしいです」と第一声。顔の近くで揺れ動くイルカについては「さっき待ち時間にエクセルをいじっていたらイルカが出てきて…」と語り、川島に「私は芸歴22年になるんですけど、こういうことするやつほど不安なんですよね」とバッサリ斬られるひと幕も。
そしてモグライダー・芝大輔は「お待たせしました! お待たせしすぎたかもしれません…これ以上ないくらいうれしいです」とにっこり。ともしげは「僕がモグライダーって名前をつけたんですよ! そのせいで地下に潜ってた時期が長かったと思うんです、だから地上に出るぞっていうことを考えております」と宣言し、「でも僕が調子に乗ると面白くないと言われるので、調子にだけは乗らないようにこの期間過ごしたいです」と締めくくるも、川島からは「今、長時間調子に乗っていましたよ」とツッコミを入れられていた。
“『M-1』優勝したら芸人を辞める”と常々口にしているゆにばーす・川瀬名人は「また辞める機会をいただけました。確変に入りました! あとは10分の1を当てるだけ。皆さん知らないでしょうけど、あれは運です」とアピール。続けて、はらも「川瀬が優勝したら辞めるんですけど、私も辞めてやろうかなと思っています。優勝したらお金をもらって退社する、これが本当の“寿退社”ではないでしょうか!」とマイクを置くパフォーマンスで、会場を沸かせる。
いっぽう「言い方はちょっと悪いんですけど」と前置きしつつ、「“初決勝”の人が多すぎてだるいですね。で、大阪からも後輩のももが決勝進出していて…薄れるからお前らは来んなやっていう」と毒づくのは、ロングコートダディ・堂前透。それでも「すごいメンツだと思います。週4くらいでお笑いライブ通ってるファンが高熱の時にみる夢みたいな…」と、ファイナリストの顔ぶれについて期待を寄せていた。
番組情報
『M-1グランプリ2021』決勝
2021年12月19日(日)後6・34〜10・10
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット生放送
『M-1グランプリ2021』敗者復活戦
2021年12月19日(日)後2・55〜5・25
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット生放送
※一部地域除く
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