坂上忍 コメント
◆これまでの3年半、さまざまな困難を乗り越えついに完成にいたった感想をお願いします。
まずはやっと、やっと、完成したという喜びと、ただ、完成して本当に始まるんだなと思って、急にちょっとビビり始めました、正直。
◆これまでで一番大変だったことは?
やはりコロナです。最初、山を一山買おうとして、いろいろな問題がありました。排水の問題が一番大きかったんですが、でもそれは僕の勉強不足もあったので、やっぱりもっと勉強しなければいけないんだというところから始まって。そして、ご縁があって今の土地を手に入れることができたんですが、コロナの感染拡大で職人さんに働いていただくことができず、すぐに着工できませんでした。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されても、職人さんが集まらないという問題もありました。そしてその次は、コロナのため木が手に入らない。ウッドショックです。そういうものが積み重なって、それでやっと完成したので、感慨深いものがあります。そして職人さんたちには、本当にありがとうございますという感謝の気持ちしかないです。
◆途中で諦めたり後悔されたりしたことはなかったのでしょうか。
諦めることはなかったんですが、だいたい頭の中でざっくりどれくらい費用がかかるのかなと見積もっていたんですが、実際にやってみて結構大きなお金がどんどん、どんどん、なくなっていって。途中で、僕は一体何をやっているんだろうか…とは思いましたよ、正直(笑)。
◆「さかがみ家」で坂上さんが最も重視されたことは何でしょうか。
一番は、例えば普通のシェルターさんだったらできるかぎり多くの子(犬や猫たち)を引き取って、できるかぎり多くの里親を探してという回転率にも重きをおいていらっしゃるかと思いますが、僕がもともとやりたかったのは、人に裏切られた子たちに、もう一回人を信じてもらってから里親に出したいということでした。だから“さかがみ家”というように、シェルター感はないと思います。まさに家です。ちょっと大きな家で、スタッフが家族となって、人間と一緒に暮らして人間を信用してもらう。その考えに賛同してくださる里親さんを探して送り出すということです。
◆完成前に「期待が3割、不安が7割」と心境を明かされていましたが、現在は?
今は期待7割、不安3割で、逆転したくらいですね。本当は不安のほうが多いんですよ。ただ、もう始まっちゃうので。だから不安なんて言っている場合じゃない。やることが多すぎて、逆に不安感が薄れているというところはあると思います。
◆保護活動への意気込みをお願いします。
あれだけの結構な規模のお家を建てて、やっとスタートできるからといって、焦ることなく、ちゃんと僕も含めスタッフのみなさんもノウハウを覚えて、人間が育ってから徐々に迎え入れたいです。焦らないということだと思います。
番組情報
『坂上どうぶつ王国 3時間SP』
フジテレビ系
2022年4月15日(金)午後7時〜9時58分
※一部地域では放送時間・内容に変更あり
<出演者>
MC:坂上 忍
SPレギュラー:片平なぎさ
レギュラー:サンドウィッチマン、くっきー!(野性爆弾)、髙橋海人(King & Prince)、堀田真由
VTR出演:森 泉、ユージ
他
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/sakagamidoubutsu/
公式Twitter:https://twitter.com/s_doubutsu
公式Instagram:https://www.instagram.com/sakagami_doubutsu/
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