8月30日(火)放送の『バリューの真実』(Eテレ 毎週火曜 午後7時〜7時30分)では「“あした”が怖いXデー」と題し、番組内で森本慎太郎(SixTONES)、深田竜生(少年忍者/ジャニーズJr.)、松村北斗(SixTONES)、中越典子、長谷川朝晴、斎藤さらら、高村佳偉人、新津ちせ、甲本雅裕らが出演する2本のドラマを放送。それに先駆け、SixTONESのメンバーからコメントが到着した。
SixTONESが体当たりで10代や親世代も含めた幅広い世代の“多様な価値観(バリュー)”に迫る番組『バリューの真実』。10代の「悩み」「困っていること」「自己肯定感の向上」に役立つ情報などを、ランキング、実験、ポジティブドキュメンタリー、ドラマなどで伝え、さまざまなテーマから多彩な価値観を楽しみ、その背景を深掘りしていく。
8月30日(火)放送回のテーマは「“あした”が怖いXデー」。長い休みのあと、学校や職場に行くことが不安だったり、憂鬱になってしまう…そんな“あした”が怖い気持ちに寄り添う内容となっている。今回、生徒や家族、教師に取材したエピソードを元に、8月31日を迎えた10代や大人が抱えるモヤモヤをドラマ化。2本のドラマを通して感じたことを、スタジオのSixTONESが思い思いに語り合う。
1本目は、森本慎太郎と深田竜生が出演する「夏の終わりに、星を見る」。新米高校教師の海里正義(森本)は、夏休み最終日に生徒たちを誘い、星を見たり花火をしたり、最高の思い出をつくろうとはりきっていた。
そこに生徒の1人・荻野俊太(深田)の姿がないことに気づき、俊太が部活を最近辞めたことも聞いて驚く。急いで俊太の家に向かい、学校へ行こうとしつこく誘うと、俊太は海里に思いがけない言葉をぶつける。
2本目は、松村北斗、中越典子、長谷川朝晴、斎藤さらら、高村佳偉人、新津ちせ、甲本雅裕らが出演する「夏休みが終わる〜六石家物語〜」。3月29日放送のレギュラー直前スペシャルに登場した、六石家が再登場するドラマだ。
8月31日の夜、六石家の食卓に並んだ御馳走にハイテンションの長男・和樹(松村)。しかし、明日から学校に行くのが憂鬱だと言う兄弟たち、さらには父(長谷川)が「会社辞める」と言いだして六石家は大混乱に。家から抜け出した父を探しまわる和樹は、立ち寄った理髪店でこの状況を打ち明けると、店主(甲本)から「このモヤモヤに年齢は関係ない」と言われ、父の気持ちに寄り添い始める。
SixTONESは、収録で一足先にドラマを鑑賞。ラストシーンについて「しびれましたよね! 」と話す松村に、ジェシーも「いやまさかだよね! 」と共感。髙地優吾は「俺もしびれたね、昔のKinKi Kidsさんのドラマみたいだなって。懐かしい感じを味わわせていただきました! 」と語った。
さらに、松村は「もしかしたらあの学校と六石家が同じ世界に存在しているかもしれないし、楓(六石家の長女)ちゃんが実は慎太郎の生徒かもしれないし」と。森本も「そうそう! 僕も六石家の中に加わっちゃおうと思っちゃいますよね! 何かで行きたいなと思います! 勝手に家にあがりこんじゃおう! 」と想像を膨らませた。
また、京本大我は「憂鬱にはいろんな理由がきっとあるし、自分だけじゃ解決できないことってたくさんありますよね。でもドラマにあったように、周りに支えてくれる人、気づいてくれる人がたくさんいると思うので、そういう人がいたら、解決策やヒントなど何か手掛かりを見つけて、少しでも前に進めるはず」と思いを述べる。
田中樹も「高校生の時の俺らも、教師だったり大人だったりする今の僕たちも、憂鬱だな、嫌だなと思うことって同じだから、すごく共感しました。僕らがメッセージを伝える立場ということではなくて、みんな同じなんですよね。わかる! 憂鬱だよねって、一緒に共感しあう立場でした。今回は(ドラマの尺が)長いので、いつも僕たちが話す内容とは違う形で伝わるんじゃないかな」と語った。SixTONESによるコメント全文は、次ページに掲載。
ジェシー コメント
憂鬱と思ったときこそ成長するタイミングだと思うので、そこをチャンスだと思って、その時間をみんなと共有して成長してもらえたらいいなと思います。僕たちもこの経験を経て成長できているので、今後も爆発的な何かを伝えられたらと思います!
京本大我 コメント
ドラマって押し付けている感じがなくて、自然に伝わる手法だと思うのですが、今回のドラマもナチュラルに、しっかりした題材のもと描かれているので、僕たちにとってもめちゃめちゃ学びがあるし、気づきがありました。憂鬱にはいろんな理由がきっとあるし、自分だけじゃ解決できないことってたくさんありますよね。でもドラマにあったように、周りに支えてくれる人、気づいてくれる人がたくさんいると思うので、そういう人がいたら、解決策やヒントなど何か手掛かりを見つけて、少しでも前に進めるはず。1人で考えすぎないことが一番だと思います。
松村北斗 コメント
今回のドラマは、どちらもこの番組の在り方を示しているようだと思いました。僕たちは一応高校を卒業した身として「教えてあげるよ」という立場と思われるかもしれないけれど、ドラマに出てきた先生や親と一緒で、一緒になって悩んで一緒になって成長している途中です。高校生の16才から18才という年齢を通ってきたから共感できることが多いというだけで、ドラマの先生も親もみんな横並び。そんなことが伝わるかなと思いました。
髙地優吾 コメント
僕たちは、いま年齢的に先生でもおかしくないし、役職でも責任のある立場かもしれない、そう考えると、大人になった今でも気持ちは高校生の時と何も変わってないんだなと自分の中で気づきました。「大人だからしっかりしなきゃ」と思うより、「中身はいつでも高校生と変わってないよ」と、高校生の皆さんにわかってもらえることに意味があるのかな、と思います。
森本慎太郎 コメント
高校生の頃の夢が教師で、いつかドラマで教師役を演じたいと思っていたんです! まさかこの番組で初めて経験できるとは思わず、すごくうれしかったです。生徒の悩みに相談に乗って、自分も悩むという、すごくいい経験だったし、おもしろい内容でしたね! 高校生役で出演していた子たちも実際の高校生で、自分が教師だったらこういう関係性で、こう思うんだなということも感じました。
今回のドラマは、教師と、家族の中でのパパの悩みでしたが、ドラマを通して大人や教師もこういうこと思っているんだなって、僕は思いました。大人でも学生でも、人間みんなそう思うんだから、深く考えすぎるんじゃないよって。憂鬱に思うことが正解でも間違いでもないし、みんな思っていて、自分だけじゃない。この放送を見て、何を感じるか人それぞれですが、少しでも支えられるような番組になったらいいなと思います。
田中樹 コメント
高校生の時の俺らも、教師だったり大人だったりする今の僕たちも、憂鬱だな、嫌だなと思うことって同じだから、すごく共感しました。僕らがメッセージを伝える立場ということではなくて、みんな同じなんですよね。わかる! 憂鬱だよねって、一緒に共感しあう立場でした。
バリューのドラマは毎度毎度、クオリティーが非常に高くて、これは果たして情報番組なのかと思うほど素敵な出演者の方々が演じてくださるので、伝えたいメッセージが伝わりやすいし、感情移入しやすくて、気づいたら作品にのめりこんじゃうような印象を毎回感じています。そのドラマの時間が今回は長いので、いつも僕たちが話す内容とは違う形で伝わるんじゃないかなと思いました。
番組情報
『バリューの真実』「“あした”が怖いXデー」
Eテレ
2022年8月30日(火)午後7時~7時30分
©NHK