9月29日(木)にバカリズムがMCを務めるバラエティ『私のバカせまい史SP』(フジテレビ系 午後8時~9時54分)が放送される。
この番組は、これまで誰も調べたことがないような“せま~い歴史”=「バカせまい史」を紹介する、バカバカしくも知的好奇心をそそる新趣向のバラエティ番組。バカリズムをはじめとする人気芸能人が、数か月をかけて徹底的に調べ上げた「バカせまい史」の研究成果を、独自の考察を交えて発表する。
今年5月6日に放送された第2弾がギャラクシー賞(テレビ部門2022年5月度月間賞)を受賞するなど、各界から注目を集める特番が、第3弾にしてゴールデンタイムに進出。今回もインパクト絶大のさまざまな「バカせまい史」が続々登場する。配信不可の過去映像も多数あるため、全ての映像を見られるのは、地上波の放送一度きりとなる。
過去2回に続いて“研究長”こと番組MCを務めるのはバカリズム。進行は永島優美アナウンサーが担当する。そして今回の“研究員”は、飯尾和樹(ずん)、せいや(霜降り明星)、森田哲矢(さらば青春の光)、渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹)という顔触れ。バカリズムはもちろん、いずれもユニークな視点で唯一無二の笑いを生み出す芸人たちが、それぞれの個性を生かしたプレゼンを展開していく。そんな“バカせまい”研究発表を聞きながら、メンバー全員で繰り広げるスタジオトークも爆笑必至だ。
ものまね番組をこよなく愛する霜降り明星・せいやが紹介するのは、フジテレビのものまね番組に欠かせないサプライズ演出「ご本人登場」の歴史。1989年、コロッケが“あの歌手”のものまねを披露している最中、突然本人が登場したことをきっかけに始まった「ご本人登場」。90年代には工藤静香、近藤真彦、ピンク・レディーから、シンディー・ローパー、スキャットマン・ジョン、スティービー・ワンダーといった海外の一流アーティストまでもが登場し、人気コンテンツとして大好評を博すも、しだいに供給過多となり「ご本人登場」のバブルは崩壊し始める。
すると、危機を脱するため、とんでもない演出方法が生み出されたという。実に32年にも及ぶ、ものまね番組「ご本人登場」の進化の歴史をせいやが熱く解説していく。さらに、「ご本人登場」が冬の時代を迎えてしまった現状を救うべく、“ミスターご本人登場”の異名を持つある人物がスタジオに降臨する。
阿佐ヶ谷姉妹の姉・渡辺江里子は、フジテレビ開局以来制作されてきた80本以上のクイズ番組の中から、「第1問」に特化した歴史をプレゼン。渡辺は「クイズ番組が成功するか否かは、“初回放送の第1問目”の仕上がり具合にかかっている」と持論を展開し、フジテレビ63年の歴史をさかのぼりながら、2000年代に人気を博した『クイズ$ミリオネア』(2000~2007年)、1990年代の『カルトQ』(1991~1993年)、1980年代の『なるほど!ザ・ワールド』(1981~1996年)といった数々の名クイズ番組を紹介する。
出題システムなど各番組の特色を解説するとともに、「第1問」の年代ごとの傾向や意外な共通点を検証していくが、やがて研究は思わぬ展開に。果たして、フジテレビ最古のクイズ番組の第1問とはどんな問題なのか。さらに、『クイズ・グランプリ』(1970~1980年)、『ズバリ!当てましょう』(1961~1972年)など、昭和の激レアクイズ番組も続々登場する。
さらば青春の光・森田哲矢が紹介するのは、お笑いの“あるあるネタ”の歴史。「あるあるネタは、たとえ中身が同じでも、“漫才”“コント”“リズムネタ”など見せ方のパッケージが変われば、全く違ったものになる」という森田が、あまたの芸人が発明してきた、あるあるネタのパッケージの歴史をひもといていく。
プレゼンが始まると、今から40年前に“あるある”の概念を初めて笑いに昇華させた人物として、ある大物芸人の名前が挙がり、スタジオは早くも騒然。続けて、あるあるネタを歌で表現した嘉門タツオや、あるあるネタにダンスを取り入れたふかわりょうら、偉大な発明家たちを紹介していく森田は、さらに2組のキーパーソンを紹介する。
あるあるネタのパッケージはもはや出尽くしたと見られていた2000年代中盤、この2組が、あるある界に革命をもたらしたというのだ。驚きの発明で時代を動かした“あるある界の革命児”たちとは…。また、今回の研究中に森田が発見したという、ある法則も公開する。
研究長のバカリズムが自らプレゼンするのは、これまで数多くのバラエティ番組で涙を流してきた女優・柴田理恵の「号泣」の歴史。その見事な泣きっぷりに、バカリズムも「芸能界のウォーターフロント」と称賛を惜しまない柴田は、いったいいつから泣き始め、そしてなぜ、どのような泣き方で泣いてきたのか。
プレゼンでは、「小泣き」「中泣き」「大泣き」「満点大泣き」と、彼女の泣き方を4つのパターンに分類しながら、その涙のメカニズムをバカリズム独自の視点で深掘り。さらには、涙のスイッチが入る瞬間や、どんなテーマで泣いてしまうのか、ワイプでの泣き方など、特徴や傾向をつぶさに分析し、柴田がいかにして視聴者へ感動を伝えてくれているのかを考察していく。
また、彼女がこれまでに生み出してきた涙の“総リットル数”が明かされ、スタジオがざわつくひと幕も。最後に登場する「柴田理恵 涙の名場面集」まで、バカリズム渾身のプレゼンに注目だ。
それぞれの「バカせまい史」の検証VTRのナレーターは、過去2回と同じく、窪田等が担当。『情熱大陸』(TBS系)でもおなじみの説得力に満ちたナレーションがつくり出す、バカバカしくもアカデミックな世界観も番組の大きな見どころとなる。
バカリズム、森田哲矢(さらば青春の光)、渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹)、永島優美(フジテレビアナウンサー)コメント
◆まずは皆さんそれぞれ、今回の研究発表の注目ポイントを教えてください。バカリズムさんはいかがですか?
バカリズム:今回の僕の研究は、今までとは違って感動的というか…。
渡辺:感動するところ、あったかしら?(笑)
バカリズム:テーマが“涙”ということでね、視聴者の皆さんも、おそらく涙なしでは見られないんじゃないかなと。申し訳ないんですけれども、今回はゴールデンということで、ふざけるのはやめました。
(一同、爆笑)
森田:今の発言、真に受けないでくださいね(笑)。
バカリズム:いや、今回はちゃんと真面目にやりました。
森田:“…と、ふざけていた”って書いといてください(笑)。
◆では、森田さんの研究発表の見どころは?
森田:僕はお笑いの歴史をひもといたんですけど、今回、新しい発見がありまして…。
バカリズム:あの“法則”のことね。面白かったなぁ。
森田:この法則は、エンタメに携わっている方々が見たら、きっと何かのヒントになるんじゃないかなと思うんですよね。芸人とか、ミュージシャンの方とか、これからヒットを狙ってる人は、ぜひ参考にしていただきたいなと思います。
◆江里子さんの研究発表は?
渡辺:私は、子供の頃から大好きだった“クイズ”というジャンルを取り上げさせていただきました。他のプレゼンターの皆さんは、過去から現在まで時代を追って紹介しているんですが、私は今回あえて、2000年代から1970年代、1960年代と、さかのぼりながら調べていったんですね。
森田:あ、確かにそうでしたね。
渡辺:そういった意味では、いつもの“バカせまい史”とはまた違った視点で楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。
◆では、今回残念ながらコメント取材を欠席された霜降り明星・せいやさんに代わって、永島アナから「ものまね番組 ご本人登場史」の見どころを教えていただけますか。
永島アナ:“ご本人登場”という演出が、あんなにいろいろと変化しながら続いてきたんだということを初めて知って、びっくりしました。私は今、霜降り明星のお二人と、ものまね番組(『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』)でご一緒させていただいているんですが、せいやさんのものまねに対する愛情もあらためて感じましたし、“ご本人登場”って、やっぱり感動を届けてくれる企画なんだなと思いましたね。それと、この“ご本人登場史”では、番組が始まって以来、一番びっくりするような仕掛けが…。
バカリズム:そうなんですよ(笑)。
渡辺:私も感動しました! 本当に胸が躍りましたね。
森田:ほんまにすごかったですよね。そやけど今回、あのシーン以外、ゴールデンらしさが全然なかったような気が…(笑)。大丈夫なんですか? ラテ欄に書くことあります?(笑)まずは、“ギャラクシー賞受賞番組”というのを強調してもらって…。
バカリズム:ていうか、それだけ載せるのが一番いいかもしれない(笑)。
◆ギャラクシー賞も受賞した『私のバカせまい史』という番組の魅力を、あらためて教えてください。
渡辺:やっぱり、皆さんのプレゼン能力の高さですよね…自分は別として(笑)。本当に、皆さんそれぞれの色が出ていて、すごいなと思います。こんなせまい内容のことを、どれだけ大きく、どれだけ面白く見せるかっていう、その技術。素晴らしいと思いますね。
森田:僕らとしては、“せますぎておもろい”っていうのが一番の魅力やと思ってるんですけど、果たしてそれが、お茶の間に伝わってるのかどうか…(笑)。でも、ギャラクシー賞を頂いたってことは、ある程度伝わってるんじゃないですかね。
渡辺:絶対伝わってますよ! 今回、私は初めて出演させていただきましたけど、収録中ずっと、“あぁ、これはギャラクシー賞取るわね~”って思ってましたから(笑)。
永島アナ:それと、非常に手間ひまをかけて作っているというところも、この番組の特長だと思います。スタッフのリサーチももちろんなんですけど、プレゼンをされる芸人の皆さんも、それこそ睡眠時間を削って、スタッフと密に打ち合わせをされていて…。
バカリズム:そう、そこなんですよ!
永島アナ:皆さんの力の入りようがすごいんですよね。“ここまでやるんだ!”って毎回驚かされています。
森田:今回も僕、2時間のリモート会議を2回やりましたからね(笑)。
バカリズム:本当に、ネタ1個作るぐらいの労力なんですよ。
森田:ピンネタ作ってるようなもんですから。
渡辺:そうそう。単独ライブのネタを作っているくらいの感覚ですよね。
バカリズム:だから実は、ちょっとした弊害もあって。ずーっと一つのネタを考えてるでしょ、そうするとだんだん“これって、せまくないんじゃないか”と思えてきて(笑)。スタッフと話してても、“大丈夫? 今回、広くない?”みたいな。
森田:アハハハ! 広くはないでしょ。
バカリズム:考えすぎて麻痺しちゃう。何がせまいのか分からなくなってくるんです(笑)。
◆では最後に、バカリズムさんから視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
バカリズム:今回、初めてのゴールデンでの放送になりますが、内容は深夜のときと全く変わらないので、これまで通り楽しんでいただけたらなと思います。ただ、ゴールデンとはいえ、深夜のノリが高じて、お金のかけ方が変なことになっています(笑)。“どこに金を使ってるんだよ!”っていうところにも、ぜひ注目していただければ(笑)。
番組情報
『私のバカせまい史SP』
フジテレビ系
2022年9月29日(木)午後8時~9時54分
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/b_hp/bakasemaishi/
公式Twitter:@bakasemai
最新放送回 無料配信中
TVer:https://tver.jp/series/srbik12tnz
FOD:https://fod.fujitv.co.jp/title/2c32/
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