「忠臣蔵」の真相に迫る特別番組『新春号外!日本史スクープ砲 滝藤賢一見参!~これが忠臣蔵の真相だSP~』が、BS松竹東急で2023年1月3日(火)午後9時から放送される。
物的証拠や現地調査、再現CGを用いて知られざる日本史の特ダネを様々な角度から検証する歴史考察バラエティ『号外!日本史スクープ砲』。今回の新春スペシャルで考察するのは、時代劇の名作として今もなお不動の人気を誇る「忠臣蔵」。
MCは岡副麻希が務め、解説に歴史作家・河合敦。さらにスタジオゲストとして、翌日1月4日(水)放送の新春プレミアムドラマ『家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵』(午後9時~11時)で、忠臣蔵の中心人物である大石内蔵助を救うため奔走する主人公・兼梨四十郎を演じた滝藤賢一が出演する。
“美談”として語り継がれる一方、「忠臣蔵」には謎も多い。討ち入りのきっかけとなった、江戸城「松の廊下」で浅野長矩が吉良上野介に斬りかかった事件もその一つ。当時、将軍へのあいさつに訪れた朝廷からの使者の勅使接待役に命じられていた、吉良と浅野。しかし、浅野が吉良のパワハラに耐えかねて斬りかかった…というのが通説だが、実は準備期間からトラブルが生じていた。
いっぽう、吉良は自国の領内を見回っては民と交わり、灌漑を整備するなど農業振興や塩田の開発に力を注いでいた。領内を豊かにしていたことから人々に慕われていた名君がなぜ“希代の悪人”と言われるまでになったのか、吉良の実像にも迫る。
確かに赤穂浪士たちは、自分たちを現在の境遇に追いやった吉良への恨みもあった。しかし、彼らと浅野が「忠臣蔵」で描かれるような深い絆で結ばれていたことを示す証拠はない。そもそも「主君の仇」という意識そのものが、一般的ではなかった。赤穂浪士は何のために吉良の屋敷を襲ったのか。
さらに、肝心の討ち入りも謎が多い。名君とうたわれた吉良が、なぜ江戸城から離れた本所へ引っ越したのか。最高レベルの警備体制だったにもかかわらず、なぜ周囲の誰も駆け付けなかったのか。大石内蔵助たちが仇討ちを成し遂げた後、なぜ堂々と10キロ以上も離れた泉岳寺まで行進できたのか。こうした点から、仇討ちの裏に“”真の黒幕”がいたのではないかという疑問も浮かび上がる。
解説・河合敦 コメント
大石内蔵助率いる赤穂浪士に討たれた吉良上野介。これまで忠臣蔵では とんでもない悪人だとされてきました。しかし歴史は勝者がつくるもの。視点を変えて吉良上野介の立場から事件を見てみると、驚くべき真実が見えてきたのです。大河ドラマや忠臣蔵のドラマにも出演されている滝藤賢一さんが、このスクープを知って、どんな反応をするのか、今から楽しみです。
番組情報
『新春号外!日本史スクープ砲 滝藤賢一見参!~これが忠臣蔵の真相だSP~』
BS松竹東急(BS260ch)<全国無料放送>
2023年1月3日(火)午後9時~11時
©BS松竹東急