5月2日(火)放送の『徹子の部屋 48年目突入スペシャル』(テレビ朝日系 午後7時~8時54分)に、羽生結弦が出演。羽生と黒柳徹子からコメントが到着した。
今年2月、放送48年目に突入したテレビ朝日の看板長寿番組『徹子の部屋』。その節目を記念して、5月2日に豪華2時間スペシャルを放送。特別ゲストとして、フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者であり昨年夏、プロスケーターに転向した羽生結弦が登場する。
『徹子の部屋』は1976年2月2日、故・森繁久彌さんを初回ゲストに迎えてスタート。放送8961回を迎えた2010年4月27日には、同一の司会者による最多放送記録としてギネス世界記録に認定。その後も名実ともに日本を代表するテレビ番組として、途切れることなく放送を続けてきた。
羽生はこれまでCMや昨年末の『第73回NHK紅白歌合戦』で黒柳徹子と共演しているが、『徹子の部屋』出演は初。2人がじっくり語り合う、初めての機会となる。
「どうぞお入りください!」という黒柳の声に導かれ、グレーのスーツ姿でさわやかにスタジオに現れた羽生。「ずっと出ていただきたかったの。やっと実現しました」と喜ぶ黒柳に、羽生も「僕のほうこそ、徹子さんとちゃんとお話したいなと思っていたのでうれしいです」と笑顔を見せる。
昨年末の『紅白歌合戦』ではペンライトとマイクを間違えた黒柳を羽生が優しくサポートしたことが話題となったが、黒柳は「あのとき、あなたがすごい勢いで“マイクはこちらですよ”と教えてくださって…。紅白で助けていただきましてありがとうございました」とお礼を伝え、収録をスタート。
今回は、スタジオに歴代の衣装も展示。それぞれの衣装やプログラムの魅力に触れながら、2連覇を果たしたソチ&平昌五輪を振り返ったほか 、2月に行われた東京ドーム単独公演「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023“GIFT”」についてもトーク。
「体力的にも大変なチャレンジでしたが、フィギュアスケートへの固定観念を破ることができたと思います」と公演に込めた思いを明かし、実は会場で「GIFT」を見ていたという黒柳も感動を新たにしていた。
さらには「地上でジャンプすることはないの?」という黒柳の問いに、「ちょっとやってみますか?」とサービス精神を発揮し、なんとスタジオで華麗なジャンプを披露。
また「まだまだ選手として活躍できると思うけど、どうですか?」と黒柳が質問すると、「(フィギュアスケートは)思っているよりもたくさんの可能性があるジャンル。勝敗や点数だけでなく、枠を超えてさまざまな表現ができることにやりがいを感じています」と、プロスケーターとして新たな道に進んだ心境について真摯に答えていく。
トーク後半は、スペシャルではおなじみの“カードトーク(カードに書かれたテーマにそってトークを展開する企画)”で羽生の素顔に迫る。「金メダルの源!? 大好物は?」というトークテーマでは、大好きだという濃厚固めのプリンが登場。「おいしいですね! ぜんぶ食べちゃっていいんですか?」と羽生は大喜び。黒柳と2人、あっという間に完食する。
「もっとも恐れるもの」というカードでは、羽生が恐れているある人物の存在が明らかに。しかも、その人物によるサプライズVTRが登場。この演出に「ひどいですね!(笑)。テレビってこういう感じなんですね(笑)」と苦笑いする場面も。
このほか、10年後のビジョンについても打ち明け、力強い宣言を聞いた黒柳は「私も楽しみ! ぜひやっていただきたいわ」と熱いエールを送る。羽生はいったい、どんな未来への夢を語るのか。
収録を終えた羽生は「最初はとても緊張していたのですが、徹子さんの柔らかさと温かさに包まれながらお話しさせていただき、幸せな時間だったなと感じています」と、黒柳との初トークの感想を。
「徹子さんに聞いていただかなければ、おそらく誰にもお話することがなかったような深いところまでかみ砕いてお伝えしたので、“羽生結弦はこういうふうに変わっていくのか”、“こういうことをしたいと考えているのか”など、さまざまなことを感じていただければうれしいです」と視聴者へのメッセージを寄せた。
迎えた黒柳も「ユーモアもお持ちで、一緒にお話していて本当に楽しかったですね。28歳とまだお若いですが、人間として素晴らしく仕上がっていらっしゃるなと感じました。とにかくすてきでした」と、羽生の“人間力”を大絶賛。まさに羽生の過去、現在、未来が詰まったトークが展開される収録となった。
『48年目突入スペシャル』には、羽生のほかにも華麗なゲストが多数登場予定だ。羽生、黒柳によるコメント全文は以下を参照。
羽生結弦 コメント
◆初出演の感想を教えてください。
最初はとても緊張していたのですが、徹子さんの柔らかさと温かさに包まれながらお話させていただき、幸せな時間だったなと感じています。
『徹子の部屋』は僕が生まれる20年前から続く番組ですが、常々“いつか自分もこんなアットホームな番組に出演させていただけたらいいな”“徹子さんに呼ばれるような存在になるまで頑張らなければ”と思っていたので、『48年目突入スペシャル』という節目に呼んでいただき、本当に光栄です。
これまでの自分の歩みを徹子さんもご存知でいてくださって、頑張ってきたことは無駄ではなかったんだなとあらためて感じる時間になりました。これからも、皆さんに感謝しながら進んでいきたいなと思いました。
◆じっくりトークをされて黒柳徹子さんの印象は変わりましたか?
僕にとって、徹子さんは“テレビの中の偉大な方”というイメージでした。今回、改めてお話させていただいて、徹子さんはずっと見てきたテレビと何ひとつ変わらない方だなと思いました。驚いたのは、台本など見ないでお話されること。進行もゲストのデータもすべて頭に入っているとおっしゃっていて、ビックリしました。
◆今回の『徹子の部屋』出演で、一番“とっておきだな”と思うトークは?
サプライズVTRですね(笑)。あそこまで突っ込んで聞かれたことは初めてでしたから…。徹子さんの温かさに安心しちゃって、いろいろとお話をさせていただいたなと思っています。
◆視聴者の皆さまにメッセージをお願い致します!
今回の出演ではリラックスしながらも、僕の信念についてお話することができたなと思っています。徹子さんに聞いていただかなければ、おそらく誰にもお話することがなかったような深いところまでかみ砕いてお伝えしたので、“羽生結弦はこういうふうに変わっていくのか”、“こういうことをしたいと考えているのか”など、さまざまなことを感じていただければうれしいです。
黒柳徹子 コメント
◆『徹子の部屋』が放送48年目に突入しましたが、今のお気持ちをお聞かせください。
48年なんて人生の半分以上ですから、1つの番組をこんなに長く続けることができたなんて、自分でも驚きました。ここまで続いたのは、いらしてくださったゲストの方々やスタッフみんなの熱心な下調べ、そして応援してくださる視聴者の皆さんのおかげ。いろいろなことが重なって達成できたことだと思いますし、その間、とても楽しく番組を務められた私は本当にラッキーだったなと思います。
実は、これまで1日たりとも「今日はスタジオに行きたくないな」なんて思ったことがなく、『徹子の部屋』の収録日は、いそいそとスタジオにやって来ました。やっぱり、私は“人間が好き”なんですね。
毎回、「今日はどんなお話が聞けるんだろう?」と楽しみでした。
◆羽生結弦さんと初トークされた感想を教えてください。
まず、あの滑りができる彼は天才です。ユーモアもお持ちで、一緒にお話していて本当に楽しかったですね。28歳とまだお若いですが、人間として素晴らしく仕上がっていらっしゃるなと感じました。
とにかくすてきでした。
◆視聴者の皆さまにメッセージをお願い致します!
48年目突入スペシャルには羽生さんをはじめ、華麗なゲストがいらっしゃいます。ここでしか聞けないような思いがけないお話が飛び出しますよ。私自身、今回のスペシャルができて本当に楽しかったのでぜひご期待ください!
番組情報
『徹子の部屋 48年目突入スペシャル』
テレビ朝日系
2023年5月2日(火)午後7時00分~8時54分
©テレビ朝日