“認知症のリアル”を伝える特集番組『まどさんとアルツのくにのハイマちゃん』(Eテレ 午前10時15分~10時30分)が、9月18日(月)に放送される。
認知症の日々を丁寧に取材してみたら「つらい」「怖い」「大変」といったイメージとは別の、笑いや笑顔が垣間見えるたくさんのエピソードがあった。そんな“認知症のリアル”を、人形劇とアニメとまど・みちおの詩を使って伝えていく。
2025年には700万人といわれる現実を前に、介護する人も、当事者も、よく知らないという人にも、肩の力を抜いて「認知症にはこんな世界や現実もあるんだ」と知ってもらう一助になれば…そんな思いが込められている。
案内役は、100歳の詩人・まどさんと、アルツのくにからやってきた妖精ハイマちゃん。ハイマちゃんは街で取材してきた認知症の実話エピソードをアニメーションで紹介、それを受けてまどさんがとっておきの詩(まど・みちおの作品から選詩)を朗読する。声を演じるのは市村正親(まどさん)と堀越麗禾(ハイマちゃん)の2人。人形のキャラクターデザインは水森亜土が担当している。
番組は、介護のプロフェッショナルの助言も得ながら制作され、認知症に関わる全ての人に優しく柔らかな光が当たることを願い、レギュラー化も視野に入れながら、NHKならではの番組としてチャレンジしたものだという。
番組情報
『まどさんとアルツのくにのハイマちゃん』
Eテレ
2023年9月18日(敬老の日・月)午前10時15分~10時30分
再放送:同日 午後7時43分~7時58分
©NHK