3月10日(日)放送の『大改造!!劇的ビフォーアフター 2時間スペシャル』(ABCテレビ・テレビ朝日系 午後7時~8時56分)では、魔裟斗と渚(尼神インター)が超難問物件「100歳の家」を大改造。スタジオゲストに、山下健二郎(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)と川島海荷を迎える。
今回の依頼は、京都市東山にあるK家。100歳のおばあちゃんが1人で暮らす、築62年の木造二階建て。先代の父(享年91)の跡を継いで、清水焼の絵付師をしている長男(75歳)の工房を兼ねた住居で、リフォーム後は長男夫婦(妻・70歳)と同居する予定だが、“老老介護”の親子が暮らすにはあまりにも問題が多く、不便な家だった。
亡き父から受け継いだ絵付けの仕事を続けながら、100歳の母と安心して同居できる家にしたい。そんなK家の願いをかなえるため立ち上がったのが、“ビフォーアフター工務店”の魔裟斗。タッグを組むリフォームの匠は、「三次元の冒険家」こと西濱浩次。
5年前には、魔裟斗の師匠である元大工の尼神インター・渚“親方”との名コンビで、8人の子供たちが自宅の練習場で柔道の稽古に励んでいた柔道一家の自宅(鉄骨造3階建て)を大改造した(2018年4月15日放送「洗濯機を3台回す家」)。
渚親方が不在のまま、魔裟斗は匠と共にK家の問題点を検証。迎えたリフォーム当日、魔裟斗が二階の作業場にある重い荷物を抱え、急な階段を何度も往復してると、そこに渚がようやく登場。「おはようございま~す」と笑顔を振りまく。
そんな渚に、魔裟斗は「遅っ! 遅いよ! なにやってんのよ、遅刻!!」と激怒。依頼者であるK家の長男に渚を紹介するも、「ご主人、僕の“弟子”の渚!」と、渚をまさかの弟子扱い。いつの間にか“降格処分”となった渚は「渚“親方”やから!」と必死に抵抗するが…。
また、渚は100歳のおばあちゃんにもごあいさつ。スタッフから「(彼女は)お笑い芸人なんです」と紹介されたおばあちゃんは、渚を無名の新人と勘違い。「そのうちに(有名に)なるもんな!」と励まされると、渚も「はいっ! これから、もっと面白くなります!」と声を上げ背筋を伸ばした。
魔裟斗と渚親方は、2人でおばあちゃんの荷造りをお手伝い。家の中の解体作業でも奮闘し、古いトイレや浴槽、洗面台などの水回りを取り外し。この辺りから“ビフォーアフター工務店”らしい、息の合ったところも見せ、一階の部屋を間仕切っていたすべての壁も取り払う。
その後、魔裟斗は五畳の縁側と、そこにつながる40センチの段差があった玄関土間のリフォームに挑戦。土がむき出しになった床下の地面を防湿シートで覆い、その上に格子状の鉄筋を敷き詰める。格闘家デビュー前、鉄筋工をしていた魔裟斗は専用の道具を使って手際よく鉄筋を針金でつないで、「また、昔の職業に戻っちゃった」と苦笑い。
続いて、ミキサー車から生コンクリートを一輪車いっぱいに積んで家の中へ運ぶ。段差を乗り越えて100キロ以上の生コンクリートを運ぶのは、力自慢の魔裟斗でも大変な作業。何度もミキサー車と家の中を往復し、大量の生コンクリートを床下に敷き詰める。
作業が行われたのは8月の猛暑日。「38℃ですか!? 溶けそうなんですけど、暑さで」と、汗だくになりながら、必死に生コンクリートを運び続けること、実に20往復以上。魔裟斗の活躍もあって、縁側と土間が見違えるほどの劇的な変貌を遂げる。
一方、渚はおばあちゃんが安全に行き来するための床や手すりの表面に施された、“仕上げの加工”に挑戦。「この模様付けるの、めっちゃ大変やった」と話すのは、「なぐり(名栗)加工」と呼ばれる、木板や角材に独特の削り痕を均等に残す日本伝統の加工技術。
本来なら熟練の技が必要だが、匠の指導の下、恐る恐る木の表面を削っていく渚。果たして“親方”の意地を見せて、床や手すりに伝統の“なぐり加工”を美しく施すことができるのか。
ほかにも、おばあちゃんと長男夫婦が暮らす際、大きな課題となっているのが超大型の愛犬「カイ」。長男夫婦が飼っており、日本にわずか160頭ほどしかいない、カナダ原産のニューファンドランドという犬種だ。泳ぐのが得意で、カナダでは今でも水難救助犬として活躍している。
見た目はクマのようだが、性格は穏やかで、とても頭が良い。もともと肺がんを患った長男のリハビリの散歩相手として飼育を始め、一家にとっては家族同然の、癒やしの存在だ。
家族は、リフォーム後も室内で一緒に生活したいと熱望。しかも今回のリフォームの直前、「カイ」の遊び相手として、同じニューファンドランドの子犬「リク」を飼い始めた。子犬といっても、あっという間に大きくなってしまう。リフォーム前のK家の玄関に2頭が寝そべると、もう足の踏み場もない。匠はこの2匹のため、魔裟斗や渚親方と共にあるリフォームの秘策を実践する。
スタジオでは大改造の行方を徹底推理。ゲストの山下健二郎は、K家の長男が京都の伝統工芸「清水焼」に絵を描く絵付師であることをVTRで知り、「僕、生まれも育ちも京都なんですけど、僕の母方の曽祖父が清水焼の陶工だったんですよ。僕はやしゃごに当たるんです」と告白し、MCの所ジョージを驚かせる。
山下は「(曽祖父は)100年以上前に亡くなっていて。でも実家に帰ると、足で回すろくろだったり、焼き物の作品が残っていたりとか。そのろくろは(今は)母親がその上に花瓶で花を飾っているんですけど(笑)」と話し、「今日、運命を感じています」と目を輝かせる。
そんな山下は、匠のリフォームの行方を推理するクイズでも、所ジョージやもう1人のゲスト・川島海荷と共に、正解を連発することに!?
番組情報
『大改造!!劇的ビフォーアフター 2時間スペシャル』「100歳の家」
ABCテレビ・テレビ朝日系
2024年3月10日(日)午後7時~8時56分
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