『キングオブコント2024』のエントリー表明記者会見が行われ、カゲヤマ、ロングコートダディ、ダウ90000、ななまがり、ザ・マミィ、昨年王者のサルゴリラが登壇した。
2008年にスタートし、毎年TBSで決勝戦を生放送している“日本一のコント師”を決める大会「キングオブコント」。17回目となる2024年大会のエントリー受付が、本日5月16日(木)から開始された。
昨年の決勝は、1組目のカゲヤマによる衝撃の“謝罪”ネタで幕を開け、続く2組目のニッポンの社長も“空港へ行け”のネタで高得点をマーク。そのまま8組目が終了するまでカゲヤマとニッポンの社長が1位と2位を死守し、賞レース界の「トップバッターは不利」という常識を覆す異例の事態に。
そうした中、決勝初進出のサルゴリラが“RULE”のネタでトップに躍り出て、2本目の“さかな”ネタとの合計で歴代最高得点となる964点をたたき出し、歴代最多3036組の頂点に輝いた。歴代最年長王者・歴代最高得点など記録づくしの大会となった前回。今年の大会も激戦必至となることは間違いなく、目が離せない。いよいよ熱き戦いの幕が上がる。
そしてこのたび、いち早く出場を表明した芸人たちによる「エントリー表明記者会見」が開催。昨年、準優勝を果たしたカゲヤマ、『M-1グランプリ』、『キングオブコント』でともに2回決勝進出している実力派・ロングコートダディ、2021年の『キングオブコント』準優勝を機に数々のバラエティ番組で活躍、昨年はプライベートでも酒井が結婚するなど勢いに乗るザ・マミィ。
今年の『THE SECOND~漫才トーナメント~』ファイナリスト、『水曜日のダウンタウン』で行われた第4回「30-1グランプリ」で王者になり今勢いにのるななまがり、27歳の若さで芸人・俳優・演出家・脚本家と多才ぶりを発揮する蓮見翔主宰のユニット・ダウ90000の5組が集結。それぞれ今大会への思いと意気込みを語った。
また、会場には昨年の王者・サルゴリラがサプライズ登場。「みなさん優勝していただいてもいいんですが、歴代最高得点だけは塗り替えないでください! あと、優勝しても決して気を抜かないでください。生放送終了後に、セット裏に連れてかれて、急に『ニュースキャスター』MCの三谷幸喜さんが出てくるので。とにかく『キングオブコント』優勝するといろんな仕事が舞い込んできますので、優勝目指して頑張っていただきたいと思います!」と、5組の出場者に対して熱いエールを送った。
決勝戦の模様はこの秋、TBSで生放送される。なお、この記者会見の模様は、キングオブコント公式YouTubeでも配信中。
カゲヤマ
タバやん。:昨年の準優勝の反響がすごくて、決勝が終わってから60件以上のオファーがきました! 今日も『ラヴィット!』終わりにこの会見に来ています。ゲン担ぎで“昨年準優勝コンビとして”、サルゴリラさんの単独ライブにお花を出させていただきました。サルゴリラさん宛、赤羽さんと児玉さんの個人宛で3つです。もう我々は今年の大会に向けて動き出しております。ライバルは、同期の「ネルソンズ」です! 負けないよう頑張ります。
益田康平:去年は準優勝させていただき、おかげさまで社長とのご飯会にも行くことができて、吉本ファミリーに入った実感がわきました。今年は我々カゲヤマが優勝をいただきます!
ザ・マミィ
林田洋平:僕らは2021年に決勝にいって準優勝だったのですが、2022年、2023年と2回も準決勝で負けるとやっぱり悔しいので、今年は頑張ろうと思っています。カゲヤマさんもそうですが、僕らが(2021年の決勝で)負けたときに空気階段さんが「裸」ネタをいれたりしていたので、僕らも単独ライブとかで、1本「裸」を入れるなど調整をしています。
酒井貴士:去年結婚をしまして、そのときに嫁とステーキを食べたんですが、今はちょっとステーキを食べるお金がなくて、こんにゃくをステーキに見立てて食べさせたら、嫁が「こんなはずじゃなかった」って言うんですよ。だからどうか今年、もう1回決勝にいって優勝してブーストをかけたいです。
ダウ90000
蓮見翔:このメンバーの中で、僕らだけ決勝にいったことがないんです。賞レースでちゃんと結果を残せてなくて。だから、去年は全部出たんです。『M-1グランプリ』『R-1グランプリ』『THE W』にも出ているんですけど、決勝にいけたのが唯一『仮装大賞』でした。なので、今年の勝負ネタが、「バーガー&ポテトお届け大作戦」っていう『仮装大賞』でやったものしかないので、『キングオブコント』ではなんとかこのネタを4分に引き延ばしたいと思います。
吉原怜那:今年私が23歳なので、もし優勝したら、コロコロチキチキペッパーズの西野さんが今、最年少優勝の記録保持者(当時24歳)なので、塗り替えて歴史に名を刻みたいですね。人数が多いユニットだとナイツ・塙さん率いる劇団スティックには負けたくないですし、個人的にはザ・マミィの林田さんが元カレに似ているので負けたくないです。
ななまがり
森下直人:私、パラレルワールドから来ました「あべこうじ」です。『水曜日のダウンタウン』の「30-1グランプリ」でも賞金30万円をいただき、TBSの『お笑いエスポワール号』でも優勝賞金50万円を獲得できたので、今年はもしかしたら(『THE SECOND~漫才トーナメント~』と『キングオブコント』で1000万円ずつ取れたら)2080万円取れるかもしれません。そうしたら「アベ2080」に改名します。ライバルはダウ90000の忽那(文香)には負けたくないです。
初瀬悠太:僕たちは大学生の頃から『キングオブコント』に出場していて、第1回から出場してる大会最多出場コンビなので、特に『キングオブコント』には思い入れがあります。2016年に決勝にいき、翌年は準決勝当日に大ゲンカして「解散や!」ってなって。本番直前でお互い謝って仲直りして、めちゃくちゃウケたんですが決勝にはいけませんでした(笑)。なんとか今年は決勝いきたいです! そして、ライバルは過去にイワクラに「爆音グリスト」というひどいあだ名をつけられたので、「蛙亭」には負けられません!
ロングコートダディ
堂前透:去年は準決勝まで進ませてもらったんですけど、準決勝辞退させてもらって。今年はもう絶対歯医者の予定を入れないようにします。でも、その歯医者さんから、「来年はチャンピオンで予約してください」って言われたので頑張ろうと思います。去年の準決勝で出せなかったネタも含めて、現段階で仕上がっているネタが21個あります!
兎:僕は日曜劇場『さよならマエストロ』にも出演させてもらったんですけど、せりふが一個しかもらえなくて。現場に入って20分で帰りました。最速です。着替えただけです。今年はもっと何行かせりふをもらえるように頑張ります。僕も同期のネルソンズには絶対に負けたくないです。強敵ですからね。
カーネクストプレゼンツ『キングオブコント2024』応募資格および参加規程
・エントリー期間は2024年5月16日(木)~6月30日(日)。
・プロ・アマ、所属事務所の有無は問わず。
・芸歴制限なし。
・2人以上のユニットに限る。
・即席ユニットでの出場も可能だが、併願エントリーは不可。
・ネタの披露時間は1回戦は2分、2回戦は3分、準々決勝、準決勝、決勝は5分。
準決勝と決勝では原則同じ2ネタを披露し、決勝戦は予選を勝ち抜いた10組(予定)が進出。
・過去の準決勝進出者は1回戦が免除され、2回戦からの出場。
過去の決勝進出者は2回戦まで免除され、準々決勝からの出場(※即席ユニットでの出場者は、これまでの既存コンビの出場結果は反映されず、1回戦からの出場となる。なお、前大会と同様の即席ユニットのメンバーでの出場結果は、上記のシード権が適用される)。
エントリー概要や大会詳細は『キングオブコント2024』大会公式サイトを確認。
1回戦は6月23日(日)より札幌でスタート。
大会公式サイト:https://king-of-conte.com/
公式Twitter:@koc_staff
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCvHjqot4S5xj5J8RlQE-MYw
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